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球場別本塁打数
 昨年末から今年にかけて、選手や監督がくちぐちに話してました。
「ウチは打線が弱いといわれるけど、そんな事ないよ。
 球場は広いし、飛ばないボールを使っているから長打が無いだけ。
 他の球団よりも劣ってない。」
 特に野手は気分を害しているようでした。心外だ、と。

 過去5年の本拠地別本塁打数というデータをみると、2000年から2001年にミズノ社のボールを使っていた5球団の数字が不自然に増えていることが解かる。北海道に移転した球団も使っていただろうし、他社のボールと併用していた千葉の球団をも加えると、実際には7球団かもしれないが、平均すると、どの球場でも50本ほど一気に増加している。

 そして、2002年にナゴヤドームで使われるようになり54本から105本へ、2003年には横浜で88本から189本に異常な増え方を見せた。横浜の数字は例外かもしれないけれど、今年から使い分けをしたナゴヤドームでは、109本から77本に大きく減少してしまった。その使い分けをしたことに対して非難する声もあるが、他球団では随分前からやっている事なので、「文句があるなら早く言え!」というのが正論だろう。

 話しを戻すと、今年から飛ばないボールを使う事になり、昨年まで飛ぶボールを使っていた球場では50本ほど本塁打の数が減るわけだ。昨年の数字から50本減らしてみると…。西武108、福岡79、札幌76、大阪84、神戸96、東京159、横浜116、千葉は併用しているので25本減らして101本(何故25本?笑)。

 投手陣は喜び、野手陣は泣く。大味な展開が減り、1点を争う試合が増える事になる。しっかりとしたグラウンドデザインを描いていないと苦戦を強いられるかもしれないね。
by 2dstyle | 2005-02-10 23:37 | 雑記
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