競合クラスの投手指名に向かう際、どうしても確保してほしいのが福井商の左腕、斉藤投手です。甲子園ではイマイチでした。もし、あの試合だけしか見ていなければ、一巡目は無いだろう、前向きに評価しても二,三巡目くらいでは?と判断していたと思います。
毎年のことになりますが、春から夏にかけて、ドラフトの指名が噂される投手を中心に、MAXが急にハネ上がります。不思議です。変だな、と感じる投手も多々おります。当然ながら斉藤投手もMAX142キロだなんて怪しい…と疑ってました。 甲子園では、MAXで136キロくらい。アベレージでは130キロ前後のスピードでした。目測ですが、地方大会ではアベレージで136キロくらいは出ていたと思います。斉藤投手が142キロを計測したのは、常時ではないにしろ、調子が良ければあり得そうな数字です。 とにかく、あの長身からの柔らかなフォームは、一際目を引きます。ただ、体の開きを抑えるためなのか、ステップする足がフォーム全体を窮屈なものにしているようでしたね。それと、高知の二神投手ほどではないですが、右手の使い方が上手くなればコントロールもさらに良くなりそうだと感じました。(二神投手は左手ですね) 山本昌投手を尊敬しているという記事を目にしましたが、『夢の向こうに』のビデオが手元にあれば、名古屋会場の岩瀬のコメントを参考にしてほしい。オフになると、岩瀬も昌さんと同じジムに通っているからね。(笑) さて、今大会で「スカウトは凄いな、よく観察しているな…」と実感させられた選手が、樟南・前田遊撃手です。地方大会では、判断のいい走塁をする選手だなとチェックを入れるくらいでしたが、甲子園の初戦を終え、スカウト達の守備を絶賛するコメントを読み、プレー振りに注目してみました。 旨いです。守備で飯が食える選手です。まるでボールの方がグラブの中に吸い込まれていくようなフットワークに思わず声が出てしまいました。「おぉ、巧い…」 ダッシュして前のゴロを捌こうとしたとき、頭の上を越えるようなイレギュラーに素早く反応して魅せたかと思えば、今度は、目の前で突然右側にイレギュラーしたバウンドに対し、右手でそのボールを叩き落とし、素早く捕って一塁へ送球。お見事でした。なかなかお目にかかれないプレーです。野手ではイチオシですよ。 とりあえず、ドラフト対象の甲子園組はこんな感じでした。実際に指名を考えるとなると、辻内、平田、斉藤、前田の4人と名電の柴田はどうかな?という感じです。地方大会の決勝で敗れてしまった選手や下級生はまた暇なときにでも…。 その他に気になった選手も挙げておこう。 林啓介(福井商) 古川秀一(清峰) 丹羽力人(土岐商) 柳田将利(青森山田) 十亀剣(愛工大名電) 加藤政義(東北) SS 比嘉将太(沖縄尚学) 3B 靏岡賢二郎(春日部共栄) C 森大雅(清峰) C 柴田亮輔(愛工大名電) SS
by 2dstyle
| 2005-08-26 23:25
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